【教育プログラム構築】製造業_中小企業管理職向け

ビジネススキル

 製造業の中小企業では高校卒業で採用された若手社員が経験を積み、管理職へ昇進していくケースが多いと思います。 次世代の管理者を育てる、若手社員の底上げを行う為にも会社として教育プログラムの策定し年間を通じて教育を行う仕組みを作るのが効果的です。

教育プログラムの策定

 まずは教育プログラムの内容を決定します。新入社員レベルの会社で働く為の基本的な知識から、自社の専門分野まであらかじめ設定しておくのがよいでしょう。基本は正社員を対象としますが、実際の現場作業は準社員やパートさんが戦力となりますので、実務レベルの教育であれば対象を広げると考がが大きいかと思います。

 下記の様な教育プログラムを設定します。

  • 目標設定
  • 新入社員教育
  • 若手社員教育(入社1年目~3年目まで)
  • 板金の基礎知識
  • 図面の見方(三角法や単位について)
  • 品質管理

 次に、講師(担当者)を決定します。これも各工程のリーダーや部長クラスにも依頼し、なるべく多くの講師を設定する事をおすすめします。ある程度の規模になると、部署ごとでの交流が減ってくるため、他部署のリーダーとも話をする機会もあまりありません。そこで各リーダーに講師を務めてもらう事で、必然的に交流する機会ができ、各リーダーの考え方なども共有できるため、会社としてプラスの影響が生まれます。

 簡単な内容であれば、中堅の社員に講師も頼むのもいいでしょう。実際に人に教える立場で物事を考えたり、資料を作る事で教える側の勉強となり相乗効果も発揮されます。

教育プログラムの年間計画と実施

年間計画の作成

 年間を通じの予定表を作成します。期初に年間計画を設定する事が望ましいです。実際には自社の繁忙期等を考慮し計画するのが一番計画通りに開催する事が可能です。新入社員研修は外部機関で受講する会社もあると思います。若手社員教育の中で外部機関の研修内容を発表するなどもよいかと思います。

受講対象者の決定

 年間計画を基に受講の対象者を決定します。下記の様な名簿をエクセル等で作成し管理するのがよいでしょう。

開催日の決定と開催案内

詳細の開催日を決定します。講師は管理職がメインとなりますので、出張や会議体を避ける為、詳細の決定を行う必要があります。

 詳細決定後は各部門長へ開催案内を送付します。フォーマットを統一しておく事で検索等がしやすくなります。

教育の実施

実際の勉強会にも司会として参加する事をお勧めします。実際の雰囲気や内容を確認する事で来期に向けたフィードバックをすることが出来ます。

研修報告書を必ず記載してもらうようにしましょう。報告書は回覧のルートを定め各リーダーでシェアする事で社員の考え方や教育の内容を共有する事が可能です。実際の風景を写真に収めておくと、様々な場面で有効に活用する事も可能です。

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