【中小企業の中途採用】未経験可の募集に騙されてはいけない!

就職・採用関係

中途採用の募集要項に『未経験可』と記載があります。しかし、この『未経験可』とは誰でもOKという意味ではありません。今回は実際に採用を担当している私が、なぜ募集要項に『未経験可』と入れるのかについて解説を行います。

中小企業はどのような時に中途採用の募集をかけるのか?

企業が中途採用の求人を出す場合、『即戦力の補充が必要』な時と、『ある程度経験を積んだ、今後有望な若手』の2パターンです。

即戦力

中途採用の募集で1番ニーズがあるのは当然即戦力です。欠員が出たり、強化したい部門の補充として、専門知識のある即戦力の人材が求められます。

エージェントをメインで採用を行います。短期的に募集を行い、いい人材を選びたい為です。

今後有望な若手の採用

中小企業では1度他の企業へ就職したが、訳あって退職した20代~30代前半の今後有望な若手の採用を通年行っているケースがあります。

こちらはインディードや会社の採用サイトをメインで行います。

初回の就職に関してはまだ社会人としての経験もなく、選んだ企業とのミスマッチも当然ある為、インディードや会社の採用サイトで通年募集し、即戦力とは別の中期的な戦力としての募集です。

『未経験可』は誰でもOKではない

『未経験可』でも狙っているのは即戦力

基本的には『未経験可』であっても、企業としては経験者の方が基礎教育の手間が省けるので、当然即戦力の人材からの応募があればそちらが選ばれます。未経験者だけを好んで募集しているわけではない事を理解しましょう。

また、『未経験可』というのはその募集している内容に対して未経験でもOKというだけで、ある程度の専門知識や社会人としてのスキルが要求されます。

未経験者の場合、前項で述べた今後有望な若手の採用目当てで20代~30代前半が対象となるでしょう。

『未経験』にも種類があるという事を理解する

未経験にも種類がります。大きくわけると、以下の3種類です。

①業界も業種も未経験

今まで働いた企業や職種と全く違う業界・業種

②業界未経験

同じ職種ではあるが、業界が違う

③業種未経験

同じ業界ではあるが、業種が違う

②の業界未経験が一番合格になる可能性は高いです。製造業であれば物づくりのノウハウ営業であればお金や営業としての基礎知識があるので違う業界でもある程度の即戦力として計算出来るからです。

『未経験可』の企業へ応募時の注意点

未経験可の企業へ応募する際は前項で述べた①業界も業種も未経験②業界未経験③業種未経験に合わせて、戦略を練る必要があります。

①業界も業種も未経験

全くの新しい挑戦です。この場合は志望動機と転職の理由が最も重要になり、面接官の判断基準は下記となります。

・ある程度の企業としては投資となるので、長期的に働き、実績を上げてくれるか?

・人間性があり、会社の社風や雰囲気にマッチするか?

・なぜ、今までと同じ業種や業界へ行かないのか、明確な理由があるか

②業界未経験

ここでは、製造業であれば物づくりのノウハウ営業であればお金や営業としての基礎知識など、専門的に学んできた知識をどのように会社に還元できるのか?が合格の鍵になります。

実際に応募した企業の業界に合わせ、自分の今までのキャリアを当てはめてプレゼンを行いましょう。

③業種未経験

業種未経験というのは、同じ業界内での変更となる為、今までどのような業種でどのような実績があるのか?今後はその実績をどのように活かしていくのかを明確にする必要もあります。

まとめ

今回は中途採用の『未経験可』について記載しました。未経験可というのは簡単に就職できそうでそうではない事が分かったと思います。まずは今まで自分の積み上げてきたスキルを軸に転職の活動を行うのがいいでしょう。

私の会社では即戦力を募集する場合はエージェントを使っています。

もし、転職で合格しない・・・という方は相談に乗りますのでご連絡をおねがいします。

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